それとは全く違う雰囲気で、昨日は亜細亜大学の若い学生に簿記を教えています。
これは会計学基礎といって、簿記の初心者に簿記3級、簿記2級を教えるという内容です。
9月10月ぐらいで簿記3級が終わっていて、今は簿記2級レベルの工業簿記に入っています。
在籍者数が60人ぐらいいるのですが、8割ぐらいは出席しているので真面目といえば真面目といえます。
受講生の学生に聞いてみると、難しいと思っている人が多くて、復習は9割ぐらいはやっていないという印象です。
途中で疲れてしまって、後半になると寝ているのです。
これは微笑ましいというか、私も大学生だったときには真面目に講義を受けませんでしたし、講義の途中でこっそり抜け出していたのでもっとタチが悪く、簿記の講義なんて単位を取るためにしか出席していなかったので、その時の自分を思うと今の学生にキツくは言えない状況です。
ただし、授業中は静かにするようご協力はいただいています。
昨日はたまたま少し目立ってしまったので、2人の女性の方に「申し訳無いけど少し話を抑えてくれないか」という感じで注意をしました。
少しキツく言ってしまったのかもしれませんが、そのときに少しビックリしたような感じでかわいそうだったかもしれません。
私はそんなつもりはないのですが、親子ぐらいの歳の差があるので、少し怖がられているのかもしれません。
ビックリした感じで、成績に影響すると思ったのか緊張していてかわいそうだったので、講義後に「成績には影響しないから大丈夫。周りの人が少し気にしていたから注意したけど、次回以降気をつけてくれれば全然問題ないから」と、安心してもらおうと思って言いました。
大学1年生2年生で遊びたい盛りですから、「そんなに簿記の勉強はしてないだろう」という先入観があったのですが、気軽に「この間の試験受けた?」って聞いたら「受けた」と言うのです。
1人の子は受けていなかったのですが、もう1人の子は受けたようです。
「どうだった?」って聞いたら「受かりました」と言っていました。
「授業中に私語をするぐらいだから、授業は真面目に受けていないのだろう」と勝手に思っていましたが、「実は柴山先生の言うとおりに勉強を復習して簿記3級に合格しました」と聞いて、「おめでとうございます」という話になって、注意したアフターフォローのつもりで話を聞いたら実は真面目にやっていたということです。
だから、第一印象で考えてはいけないという反省もあったのですが、以前別の大学で教えていたときに、4・50人に教えてほぼ合格できなかったケースがありました。
みなさん全然復習をしなくて、そのときのイメージがあったので、「多分勉強してないかな」と思っていたのですが、きちんとしていたということで、本当にごめんなさいという気持ちです。
7割8割ぐらいの人は、私の学生時代のように「真面目に勉強するのがかったるい」と思っている人もいるのかもしれないけれど、1割か2割か3割かは分かりませんがきちんとやっている人もいるのです。
茶髪とか色々なお洒落したい年頃なので、見た目で判断してはいけないと思いました。
見た目は派手でもしっかり勉強している人もいるということが分かったので、残り5・6回の講義がありますが、しっかりやろうと思いました。
私が教えている亜細亜大学の学生さんの中で簿記3級合格者がいたので嬉しかったというお話です。
真面目にやれば誰でも受かります。
私も大学時代はちゃらんぽらんで遊んでいましたが、どこかのタイミングで一念発起したら受かりました。
実際、今の生徒さんの中にも、遊びたい盛りなのにがんばって勉強してくれている子もいたと思って、感謝しています。
遊びたい盛りに簿記3級の勉強をするというのも、それはそれで大変だと思います。
この場を借りて合格した方にはおめでとうございますと言いたいですし、クラスの中には他にも真面目に勉強している方がいるでしょう。
たしかに、授業を聞いているとうなずいている方とか真剣に聞いている方もいらっしゃるので、そういう方が何人かでもいれば私は一生懸命講義をしようと思っています。
亜細亜大学の講義は私自身が初心に戻れるので、貴重な場だと思っています。
「人生至る所に師あり」ということで、私も学ぶことがありました。
私の講義で簿記3級に受かってくれてありがとうございますと本当に思いました。
みなさんも、柴山式メソッドを少しでも使っていただいて、簿記3級・簿記2級・簿記1級と合格体験を積み上げてください。
お互いに成功を目指してがんばりましょう。
私はいつもあなたの合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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