大学1年生からなので、私からしたら子どもみたいなものです。
私の同級生だと高校生から大学生ぐらいの子どもがいてもおかしくありません。
彼らからすると遊びたい盛りだと思います。
私も20歳前後のときには勉強をまともにしていなかったので、遊んでもいいよという気持ちがあって気軽にやっていました。
亜細亜大学で教えているのはそういう感覚なのですが、千葉商科大学のほうは社会人が大学院に来ているので、割と真面目にやっています。
平均年齢が30歳ぐらいなので、10歳の差は大きいです。
教え方は若干違うのですが、上級簿記のほうは概ね税理士簿記論や日商簿記検定1級以上で、亜細亜大学のほうは初心者なので簿記3級・簿記2級から入ります。
サークル活動や学園祭やアルバイトなどで色々忙しいので、そんなに勉強はできないと思っていたのです。
履修のエントリーをしたのは60人以上いますが、本当に授業に一生懸命ついてこられているのはおそらく2・30人だと思います。
TOEICなどの色々な資格試験があるなかで、先日の11月17日の135回試験を受けられた方は15人ぐらいだという感覚でいました。
初めてですし、専門学校ほど厳しく教えていないですし、教養的な話なども入れて少し緩めに教えています。
専門学校に比べると6掛けぐらいの緩さでやっていますし、簿記3級合格に命を賭けているわけではないので、時間をかけて来年の2月ぐらいに簿記3級に受かればいいという気持ちでやってくれれば十分なのです。
社会人の場合は結構命を賭けてやっているので気迫が違うのですが、大学生の場合はまだまだ他にやることがたくさんあると思うので、11月は受かっても2・3人だろうと思っていました。
しかし、この間聞いてみただけで6人が受かっていることが分かりました。
私はビックリして「私が大学生だった頃よりもみなさん真面目だな」と思いました。
単位は取ってもらって、簿記の面白さが分かってくれればいいと思って、それほどハードルを高くしなかったのですが、おそらく受験したのは15人ぐらいだと思うのですが、それで6人合格しているので優秀です。
だから、あの教室にいる60人が全員真面目に勉強して受験に取り組んだら、おそらく30人近くは受かると思います。
本気でやってくれれば亜細亜大学は簿記の輩出校になれると思っています。
今の学生の気質なのかもしれませんが、真面目なのです。
私は20代から教えていましたが、あの20年前の生徒と今の生徒を比較するのも変ですが、以前のほうは自己主張がすごくて、思ったことを結構言う人が多かったです。
という感じでうるさいのが結構いましたが、良い悪いではなくて、今はみなさん自己主張をしないのです。
黙々とやるタイプが多いので、やっているかどうかがパッと見て分からず、それが面白いのです。
しかし、聞いてみると意外とやっているのです。
一見やっているようには見えず「一生懸命やっています」というようなアピールをしないのです。
私たちの頃はアピールをしていましたが、今はそういうアピールをしないのです。
冷めた感じというか、少し一歩引いた感じなのですが、“静かに熱い”という感じでしょうか。
私の感覚では1人か2人かもしれないと思ったぐらいですが、6人受かっていました。
あの感じだとおそらくまだ受かっている人はいると思いますので、2級もすごく楽しみなのです。
大学生は日曜日に行事が多くて、英語関係の試験も日曜にありますし、英検にしてもTOEICにしても、英語のほうが試験としては有名なので、万が一試験日が被れば受けることができません。
あとはスピーチコンテストや留学準備や、色々な理由があって日曜日はなかなか試験を受けることができないので、来年の2月でも良かったのですが、受かった人がいたので嬉しかったです。
私が一昨年に中央経済社から出した本を使って講義をやり、過去問を5回分ぐらい解くようにしか言っていません。
大学生は遊びたい盛りですし、最小限の勉強にしようと思ったので、テキストを2・3回よんで、40問ぐらいの例題を2・3回解いてある程度できるようになって、あとは過去問を4・5回分を3回転すれば良い線いくと言ったら、本当にそれをやっている人が何人かいて、実際に受かったのです。
テキストを2・3回読み込んで、例題を40問やって、過去問をやれば受かるのです。
巷にあるような問題集をそんなにたくさんやる必要はありません。
やってもいいですが、やるならばテキストの練習問題をきちんとやってからにしてください。
過去問というのはパターンではないのです。
過去問の文章の掟を知ってもらうために過去問をやるのです。
同じ問題は出ないかもしれないけれど、あの考え方が大事なのです。
柴山式の講座も同じで、簿記3級のDVD講座は必要最小限の大事な知識をレクチャーして、練習問題も40問ぐらいあるので、大学でやった授業とほぼ同じです。
それをコツコツやっていただいて、過去問を4回から5回分を3回転ぐらいすれば誰でも受かります。
これから簿記3級を受ける方は、大学生活で忙しいなかで、私の最小限の勉強の指導法で受かっています。
生徒からすると厳しいのかもしれませんが、専門学校の6掛けぐらいの厳しさでやっています。
それでも、アンケートを取ると「進み方が速い」という感想がありますが、これで速いと思うなら専門学校には行けません。
難しい理論などは外していますし、専門学校よりも緩くやっています。
「あとは自分で読んでおいてね」という形で、基本的なことしかやっていません。
それでも自習をしっかりやれば、大学生が続々と受かっているのです。
あなたにもチャンスがありますので、まずは簿記3級をゲットして自信を持ちましょう。
やはり、受かった人を見ていると目がキラキラしています。
当たり前ですが、入門的な簿記3級の試験であっても、合格という成果が出ると嬉しいようです。
みなさんもまず小さな成功を体験しましょう。
柴山式の簿記3級を受講している方は、あの例題をしっかり勉強してある程度頭に入れたら、あとは過去問を5回分やっていただければ合格できます。
試験は年に3回ありますから必ず受かります。
そして次に簿記2級を受けましょう。
簿記2級を取ると履歴書にも書けて、就職や転職が有利になりますから、頑張ってください。
私はいつもあなたの簿記検定の合格を応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。
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