それでも、柴山式2級で勉強された方から合格体験記をたくさんもらっています。
私の予想以上に合格者が多いので嬉しく思っています。
初めて株主資本等変動計算書が出て驚いたけれども、テキストで1度やっていたので思い出しながら知っている範囲で部分点を積み重ねたら、それなりに点数が取れたという話をうかがいました。
やはり、半分ぐらいは取ろうと思えば取れるのです。
そのような形で、1点でも2点でも積み上げて合格点の70点以上に到達するという方や、80点ぐらいで合格した方もいらっしゃいますので、なんとかなります。
初めての傾向が出やすいのが第二問の特徴で、範囲は広いですが、伝統的な2つのテーマである特殊仕訳帳と伝票はしっかりと押さえて欲しいです。
これが出たときは満点を狙えます。
出題形式もある程度決まっていますし、重要テーマなのです。
実務的にも伝票は未だに使っていますし、特殊仕訳帳そのものは実務では使っていませんが、個別転記、合計転記という考え方はとても役に立ちます。
特に経理のシステムを組んでいるシステムエンジニアの方は、特殊仕訳帳の背後にある個別転記、あるいは仕訳帳と総勘定元帳や日計表との関係はシステムを考えるときに非常に役に立つので、やっていただきたいです。
システム関係ではなくても、会計事務はコンピューターでやることが多いです。
コンピューターの中でどのように個別転記がされているかという個別転記の全体像を理解したり、合計転記の仕組みを考えるときに、特殊仕訳帳の考え方は役に立ちます。
伝票の場合は仕訳日計表を書かせる問題がでます。
要するに仕訳日計表とは3級でやった合計試算表です。
伝票には2つのパターンがあって、入金、出金、振替、売上、仕入の5伝票制で、10枚から15枚ぐらいの伝票をそのまま集計するやり方と、伝票の一部が空欄になっていて推定させる問題です。
推定ができれば集計させる問題も解けますので、過去問でも問題集でも何でもいいので、推定問題を練習してください。
特殊仕訳帳は当座預金出納帳、現金出納帳、普通仕訳帳、売上帳、仕入帳、支払手形記入帳の支払手形の増加取引、受取手形記入帳の受取手形の増加取引、二重仕訳の控除あたりの仕組みもしっかりと理解しておくと色々と役に立つことがありますし、試験によく出ます。
特殊仕訳帳は3つぐらいパターンがあるので、柴山式の勉強をされている方は問題集やテキスト、あるいは過去問などを見ながら、第二問対策として特殊仕訳帳と伝票をやってみてください。
このあたりをしっかりとマスターすることで実務にも使えます。
出題可能性も高いので、まずはここを押さえましょう。
私はいつもあなたの2級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
PREV
ポジティブな勉強習慣を身に付けよう!
|
NEXT
わかりやすいテキストってなんだ?
|