いつ「本気」になるのか?…今でしょ!
以前の流行語のようになってしまいましたが、これは自己啓発をする上で横に置いてはいけない考え方なので、ここで改めてお話をします。
最近、社長のコンサルティング案件が急激に増えて、色々な業界や色々な立場の社長さんとお会いして指導させて頂いています。
従来から従業員やマネージャーや個人事業主や簿記を学習されている方に指導をしていますが、その中で思うのは、色々な分野の色々な技術はありますが、1つだけ大事なことがあって、それは、「その人が本気にならなければ身に付かない」ということです。
人間というのは自分が納得したことはやるのですが、本当にその人が伸びるときというのは納得がいかない方法でも本気でやってしまうのです。
自分のやりたいことばかりやっていても伸びないのです。
そもそも、やりたいことというのは過去にやっているのです。
ということは、過去のやりたいことをやったパフォーマンスの結果が現在なのです。
今を変えたいのであれば、自分が今までやっていないこと、あるいはやったことがあっても不十分で結果が出なかったことをやったほうがいいです。
やったけれども自分が勝手にだめだと思っていて「本当にこれは効果あるの?」と思っていることを言われたときに色々と理由をつけてやらないのです。
「いや、うちの業界は…」「私の場合は…」「過去に散々、それ、やりました」ということをよく言います。
「過去に散々それやりました」というのは結果が出ている人程言ってしまいます。
そのあなたのジャッジは要りません。
ジャッジはコーチ(他人)がするのです。
やって結果が出なかったら、自分はそう思ったかもしれないけれど、測定の仕方が間違っているケースが多いです。
ですから、測定・評価はコーチ(他人)にやってもらってください。
自分が決めてはいけません。
勝手な思い込みで「効果がない」と決めつけずに、今その人を見て「これが良い」と思ったからアドバイスされているのだから、やればいいのです。
でも、「3年前に試してみたけどだめでした」と言う方もいます。
3年前と今では状況が違うし、そのときにやったその人のやり方などというのは大抵は不足しているのです。
自分勝手にやっているし、判断も自分勝手なのです。
ですから、もう一度やってみて欲しいのです。
3年前にやったときはだめだったけれども、今だったらできるかもしれません。
1回やっているだけに楽かもしれません。
その人が聞いてつまらないと思った、あるいは面倒臭いと思ったときには、その面倒臭いという気持ちを封印して、上手くごまかして、何か理由をつけて言い訳したくなるのです。
これが言い訳の本質です。
本当は面倒臭くてやりたくないのです。
しかし「面倒臭いからやりたくない」というのは格好悪いので、「うちの業界ではそれは関係ない」「私はあなたとは違う。あなただからできたのだ」というように体の良い言い訳を始めるのです。
言い訳を始めたら危険信号です。
とにかく、本気ならば今やってください。
いきなりできないので、本気で「やろう」と思ってから行動を起こすことができます。
まずは「本気になる」という内面の変化をしなければいけません。
ですから、まずは本気になってください。
どんなことでも本気でやり通すと決めてから行動です。
人間というのは2回決めることがあります。
まず心で決めて、行動で決めます。
いきなり行動だけしようとするから心がついていかないのです。
まずは大事なことは、納得いかなくても「やればいい」と言われたらやることです。
特に自分が信じている人のアドバイスならば聞いてください。
「先生についていきます」と言いながら、実はついていかない人が沢山います。
「柴山先生の言うことを何でもやります」と言う人に対して実際にアドバイスをしてみても、実際に10言ったことの3もやりません。
そんな人は沢山います。
やらないのならば、最初から「やります」などと言わないでください。
私に限らず、どの先生に対しても「この先生の言うことをやろう」と思ったら選り好みしてはいけません。
だから、納得しようがしまいがやるのです。
やると決めて本気になってからやるのです。
「いつやるのか?今でしょ」というのもいいですが、その前にいつ本気になるのか?
本気にならないと人間は行動できません。
ですから、「先生の言うことを聞きます」と言ったら本気で聞いてください。
そういう人が伸びるのです。
自分で選り好みしないでください。
社長であろうが簿記の学習者であろうが、本気でアドバイスを聞く気になってやった人が本当に伸びるのです。
何度も言いますが、本気になることは大事です。
本気になればできます。
やるのは本気になった後です。
ぜひ頑張ってください。
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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