今回の「頑張ろう日商簿記1級合格」ですが、試験勉強の後半ぐらいに差し掛かってくると、リスクマネジメントといってできるだけ本試験で不合格になりにくい、つまり合格を妨げる要因を除去する勉強をします。
あなたを合格させないという壁があるのですが、そのマイナスの要因を1個1個取り除いていくというイメージの作業になります。
試験勉強の前半は楽しくやります。
なぜならば、始めたばかりなので先が長いですから、モチベーションを持続させるためにやりやすい所や自分の得意な所を中心に勉強をして、前半は気持ちを盛り上げていきます。
ただ、後半に入ってくると本試験が近づいてくるので本試験を意識した勉強をします。
今、目の前の問題でできない問題が本試験で出たら落ちます。
このように、「この問題が本試験で出るかどうか」という重要度を考えます。
重要かつ基本的な問題で、本試験で出たらできないと致命的になる問題です。
これを苦手論点と言いますが、それを1個1個潰していきます。
そのときにはリストアップします。
一番良いのは柴山式では例題です。
例題や計算例という基本的な項目をザッとノートに書き出します。
以前柴山式を受講されて4か月で合格した前村さんは、たしか160ぐらいリスト化していました。
工業簿記・原価計算は70ぐらいリストアップしていました。
商業簿記・会計学は160ぐらいです。
これをリストアップしますが、リストアップした問題というのは過去の本試験で似たような問題が出ているので、将来出てもおかしくない所も結構あります。
その中で、160個の2割である30個ぐらいの苦手な問題を上位20個ピックアップします。
そして、できた順に苦手論点のリストから外して21番目を20番に格上げしていきます。
このように上位20番目までの苦手論点を優先的に潰していくという勉強法は後半に有効です。
多くの場合はワースト20の論点ができないために落ちるわけですから、勉強期間の後半になったら苦手論点上位20パーセントを叩き潰すつもりで勉強してください。
不合格になる要因を潰すということで、そういった危険を管理する予防的な勉強もしてみてください。
私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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