できる問題から優先的に解く習慣を身に付けよう!

今回の「頑張ろう日商簿記1級合格」ですが、これから直前期に入る方に特に意識していただきたいことがあります。
 
ある程度一通り勉強をして自分の得意分野や苦手分野が分かってきたと思います。
本試験に向けて苦手分野の問題を1個1個潰していくということをやりながら、今度は本試験を想定した実践形式の勉強をするときに問題を解きます。

時間配分がありますが、例えば1時間半で商簿・会計を解いたり、60分という時間を計って商業簿記の総合問題だけを解くというパターンもあります。
 
あるいは45分で工業簿記の過去問1回分を解いたり、原価計算を45分で解くというように、一定の時間を計って総合問題などを解くときに、まず、ザッと問題文を見ます。
 
常に総合問題を解くときはできる問題から先に解いて、できない問題を後回しにするということを普段から日々練習をしてください。
 
普段練習をしていないことは本番でできません。
「本番になればやればいいや」というのはあり得ません。
普段できないことは本番では絶対にできません。
 
ですから、普段から過去問や総合問題を一定の時間配分の中で解くときには、必ずザッと見てできる問題とできない問題を自分で予測して、できる問題から解くという癖をつけてください。
 
特に直前期に差し掛かって、例えば6月に試験を受ける方などは、試験が近づけば近づくほど時間配分と優先的に解く練習をしてください。
 
これをやらないと、最初からやみくもに出題順に解いていくと、最初のほうに難しい問題があって配点が低い場合、それで時間がかかってしまったら致命傷です。
そのあとの易しい問題を解こうと思っても時間がなくなってしまいます。
 
それは避けたいので、特に総合問題を解くときにはできる問題とできない問題を見極める練習をして、見極めたらできる問題から取り掛かるという癖をつけてください。
 
それが合格に近づく秘訣です。
ぜひ参考になさってください。
 
私はいつもあなたの日商簿記検定合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

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