なぜかというと、1級を持っていると履歴書に書くとき、あるいは、キャリアという意味では2級と比べても圧倒的な差があります。
非常に価値が高いので、それなりの熱意、志、努力が必要になります。
モチベーションも維持しなければなりません。
平均よりも高いレベルの努力を必要とする目標を達成するためには、必ずといっていいほど、最低3つ以上の障害がやってきます。
もちろん、その順番は状況によっても違うでしょうし、同時に来るかもしれませんが、想定しうる最低3つの壁を意識しておいたほうが良いです。
多くの方の計画の立て方を見ていると、スムーズにいくことを想定しているのですが、そんなことはあり得ません。
スムーズに行くことを想定しても構いませんが、理想通りにいかないのが人生で、最低3つぐらいは何かあるものです。
たとえば、典型例を挙げると、勉強をしているのに理解できなくてモチベーションが下がる状況が必ず来ます。そのときの対処法は考えていますか?
そのときには、毎日私のYouTube動画を見るという方法もあります。
実際にそういう方も多いです。
毎日のように動画を撮影しているのは、モチベーションをアップしてもらうという理由もあります。
とにかく続けることです。
続けることによるマンネリ化というのもありますが、まず、最初は、思いどおりにいかないことによる精神的なストレスという第一の壁をどう乗り越えるかです。
この対処法は別途お話しますが、まずはそういうことがあるということを考えてください。
心の準備をすることは大事なことです。
たとえば、相手から平手打ちをされたときには、突然されたらダメージが大きいですが、予め来るとわかっていたら身構えることができるのでダメージが小さくなるのです。
来るかもしれないと思って心の準備をした状態で迎え入れるのと、突然来て右往左往するのとでは違います。
大抵、いつも「忙しい忙しい」と言っている人は、右往左往している後者のタイプです。
事前に準備をしていないのです。
1級の場合は、まず、思いどおりに進まないことに対するストレスです。
これにどう対処するかです。
気にしないのが1番なのですが、そのストレスをどう発散するかということを考えるのです。
2つ目は、マンネリで、惰性で勉強をするようになってしまうことです。
3つ目についてですが、たとえば、個別にはできるような問題でも、総合問題のように色々な取引の中にその問題を混ぜると、途端にわからなくなってしまうのです。
個別ではわかるけれど、総合問題の中に投げ込まれて知識をシャッフルされるとわからなくなるのです。
これは必ずストレスが溜まりますが、本来、そのストレスを乗り切るために存在しているのが私たち講師なのです。
昨日、子供たちも挫折しそうになったのですが、私も教えていて勉強になりました。
個別の処理から総合的な演習に移行した瞬間に頭が切り替わってしまうのです。
1級も同じで、習っていることなのに、突然、広い海に投げ出されてしまうと泳げなくなってしまうのです。
それは慣れなのです。
個別問題から総合問題に行くときのギャップの大きさにショックを受けますが、ギャップが大きいという壁があることを想定しておけばいいのです。
「そういうものなんだな」と思っておけば、怖じ気づくことはないです。
予想外に来るから困るのです。
なので、事前に3つの壁を想定してください。
1つ目は、思いどおりに進まないことに対するストレスの対処法。
2つ目は、マンネリ化の対処法。
柴山式簿記講座の場合はメールコーチングで週に1回、勉強の報告をして、時々、担当のスタッフから良い意味での喝を入れてもらったり、元気や勇気を与えてもらったりということがあります。
3つ目は、個別問題から総合問題へいったときの大きなギャップにショックを受けることの対処法。
完璧な準備は必要ありません。
心の準備だけで十分です。想定をして計画を立てましょう。
人生は思いどおりにいかないこともあります。
でも、それを乗り越えるからこそ、そこに楽しみがあるのです。
苦労して勝ち取った栄光・成功こそ価値があるのです。
1級は価値があるのですから、それに見合った壁はありますが、命まで取られるわけではありません。うまく気持ちの整理をして、3つの壁を想定して心の準備をしましょう。
私はいつもあなたの1級合格を心より応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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