今回は、ちょっとしたチャートを使って問題を解決するプロセスを体験してみましょう。
井桁のマトリクスの中心に「売上アップ」のようなテーマを書いて、周りに8つの解決策を書くとか、上下左右に4つ書くというやり方もあります。
それをもう少しシンプルにした形で、最初から4つというふうに数を限定しても良いのです。
十字を切って真ん中にテーマを書いて、4つのマスを使って連想トレーニングをするのもアリかと思います。
例えば売上アップがテーマだとしたら、「お客の数アップ」「付属品が売れる」「買う回数アップ」「商品単価アップ」など4つの連想をします。
そして、この中でどれがやりやすいかを考えます。
これらの4つについてサブチャートを作っても良いですが、今回はお客の数についてサブチャートを作ってみます。
「客数」というテーマを真ん中に書いて、客数を増やすには何があるかを考えます。
色々ありますが、お客さんの成長段階に合わせて書いてみます。
順番に「見込み客」「新規」「リピート」「ファン or 復活」という4つのタイプのお客さんを増やしていけば売上が上がります。
見込み客というのはメールマガジンや無料プレゼントに個人情報を登録してくれた方や名刺交換をした方が見込み客です。
その次に、見込み客の中でプレゼンや営業をして、1回成約してくれた新規の方です。
そして2回目以降がリピートです。
さらに繰り返し何度も買ってくれる人がファンです。
2回から3回がリピートで、4回以上になってくるとファンになってくると思います。
ファンというのは半年か1年以上続くので、できれば1年続くのがファンです。
一方、2回3回は買ったけれどやめた人もいますが、そういう人がもう一度買うと復活です。
リピートから次の段階に育てていくというやり方もあります。
では、どれを増やすかというときに、見込み客を増やすにはどうすれば良いかを考えます。
たとえばホームページのデザインを考えたり、色々あります。
それ以外に勉強でも使えます。
簿記1級商会というテーマがあったとすると、講義・復習・ミニ例題・過去問という循環がありますが、今回はミニ例題という勉強について連想チャートを作ります。
真ん中に「ミニ例題」と書いて、1問7分までと時間制限をして、平均6・7回転して、問題をABCにランク分けして、16時間で1回転というふうに考えます。
このように1つのパーツを掘り下げて、それを中心にして4つの連想チャートを深掘りしていくと、あなたがやるべきことが見えてきます。
これは仕事でも勉強にも使えますので、参考になさってください。
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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